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乙女ゲーム感想

死神と少女をプレーした感想

投稿日:2017年3月13日 更新日:

どこかゴシック調な幻想的な世界観が特徴的なゲーム「死神と少女

そこかしこに散りばめられた切ない物語をさらに盛り上げる最高のシナリオでした。

私が攻略したのは千代ルートです。

千代は主人公と特定の人物にしか認識されないという特殊な攻略対象キャラクターでした。幽霊、幻といった表現も使われるような不確かな存在でしたが、彼の柔らかい笑顔と優しい性格は非常に魅力的なものでした。

千代ルートで楽しめたポイントは大きく分けて3つ。

まず第一に、他の攻略対象キャラクターにはない千代唯一の優しさです。一口に優しいと言っても中身は様々ですが、千代の優しさはまっすぐで純粋な優しさでした。千代は主人公を労わり、気遣い、時には心から応援してくれます。

他のキャラクターにも様々な魅力はありますが、この絶対的な優しさは千代だけのもので、ゲームをプレイしていてとても心地のいいものでした。

次に、千代というキャラクターの魅力です。

千代はゲーム内の登場人物の一部にしか認識されないというキャラクターでしたが、主人公には千代の姿ははっきりと見えていました。その出で立ちは日本の明治・大正時代の書生さんを彷彿とさせるもので、色素の薄い髪色と相まってなんとも幻想的な印象を覚えます。

また、声を担当しているのは好青年キャラクターを演じる事の多い野島健児さん。

彼の優しく響く声が千代に大変合っており、優しく声をかけられる場面では胸が締め付けられる思いがしました。

そしてなんといっても最大の魅力は、ちゃんと作り込まれた幻想的なストーリーです。

千代との恋愛はとても切ないものですが、決して悲しいばかりではないのだと考えさせられました。最終的に明らかになる千代の正体は秋桜(コスモス)だったのですが、千代は自分が会う事は叶わない春の桜に憧れていました。

この幻想的な小話は何度も物語に登場し、プレイヤーである私の気持ちを高めました。

物語終盤の主人公と千代の別れの場面では、イベントスチルに思わず涙が出ました。

エンディング後のシナリオでは、千代と主人公によく似た二人の男女が秋桜のそばで会話をするというシーンがあるのですが、プレイヤーの解釈に委ねる仕様になっており、あれこれと考える楽しみもありました。

千代ルートをプレイしてからというもの、秋桜の花が揺れるのを見るたびに千代の優しい笑顔を思い出して思わず泣いてしまいそうになりました。

とても切ないお話でしたが、プレイして良かったと思いました♪

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