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乙女ゲーム感想

ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚をプレーした感想

投稿日:2017年4月29日 更新日:

ニル・アドミラリの天秤は、大好きなシナリオライターの片桐由摩さんと、これまた大好きなイラストレーターのさといさんがタッグを組んだということですぐに飛びつきました。一言で言うと、大人の乙女ゲーだと思います。

片桐さんの描く作品って、世界観がすごく淡いんですよね。濃厚なんだけど、おとぎ話のような雰囲気といいますか。儚げで、本当にうっとりしてしまいます。
さといさんの描くイラストは、片桐さんの世界観に非常によくマッチしていて、魅入られます。お二人とも大好きなのでこのコンビと聞いてすごく嬉しかったですよ。内容も非常に良かったです。

こちらの作品、大正浪漫とファンタジーが一緒になったような感じ。大震災の後の進化した東京が描かれていて、本が一つのキーワードになっています。

この時代、印刷された本が増えていきますが、そんな中、手書きの和綴じ本を読んだものが自殺していくという事件が起こります。
この本は稀モノと呼ばれており、つまり言霊が宿っている本ということですね。主人公の弟もこの本を手にしてしまい、その事件をきっかけに主人公はアウラが視えるようになってしまいます。
これはオーラのようなもので、本に宿ってしまった情念の輝きで、他の人には視ることは出来ません。そして、アウラが視えるようになったことで、本当は傾きかけた家を救うために結婚するはずだった主人公はフクロウと呼ばれている帝国図書情報資産管理局で働くことになります。

これだけでわかる通り、とても不思議なお話です。大正を舞台にしていて、その世界観やイラスト全てがマッチしている名作だと思います。この手の内容はファンタジーラノベのような軽い印象の内容になってしまうことが多いのですが、ひたすら美しい作品に仕上がっているのはまさに見事ですね。

キャラクターはイケメンなのですが、どこか気さくでとっつきやすい感じのキャラばかり。ゲームシステムも天秤がありますので、それでバッドとグッドどちらに近づいているかわかります。バッドエンドは見たくない!という方にもおすすめですね。

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