乙女ゲーの感想とレビュー大辞典|メカトロ2009

乙女ゲームの感想やレビューを紹介しています。

乙女ゲーム感想

ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚をプレーした感想

投稿日:2017年4月29日 更新日:

ニル・アドミラリの天秤は、大好きなシナリオライターの片桐由摩さんと、これまた大好きなイラストレーターのさといさんがタッグを組んだということですぐに飛びつきました。一言で言うと、大人の乙女ゲーだと思います。

片桐さんの描く作品って、世界観がすごく淡いんですよね。濃厚なんだけど、おとぎ話のような雰囲気といいますか。儚げで、本当にうっとりしてしまいます。
さといさんの描くイラストは、片桐さんの世界観に非常によくマッチしていて、魅入られます。お二人とも大好きなのでこのコンビと聞いてすごく嬉しかったですよ。内容も非常に良かったです。

こちらの作品、大正浪漫とファンタジーが一緒になったような感じ。大震災の後の進化した東京が描かれていて、本が一つのキーワードになっています。

この時代、印刷された本が増えていきますが、そんな中、手書きの和綴じ本を読んだものが自殺していくという事件が起こります。
この本は稀モノと呼ばれており、つまり言霊が宿っている本ということですね。主人公の弟もこの本を手にしてしまい、その事件をきっかけに主人公はアウラが視えるようになってしまいます。
これはオーラのようなもので、本に宿ってしまった情念の輝きで、他の人には視ることは出来ません。そして、アウラが視えるようになったことで、本当は傾きかけた家を救うために結婚するはずだった主人公はフクロウと呼ばれている帝国図書情報資産管理局で働くことになります。

これだけでわかる通り、とても不思議なお話です。大正を舞台にしていて、その世界観やイラスト全てがマッチしている名作だと思います。この手の内容はファンタジーラノベのような軽い印象の内容になってしまうことが多いのですが、ひたすら美しい作品に仕上がっているのはまさに見事ですね。

キャラクターはイケメンなのですが、どこか気さくでとっつきやすい感じのキャラばかり。ゲームシステムも天秤がありますので、それでバッドとグッドどちらに近づいているかわかります。バッドエンドは見たくない!という方にもおすすめですね。

-乙女ゲーム感想

執筆者:

関連記事

夏空のモノローグをプレーした感想

元々は2010年にPS2で発売されたソフトですが、PSPに移植された「夏色のモノローグ」。PS2版は未プレイですが、PSP移植版ではシナリオやイベントスチルも追加されていると知り、こちらからプレイを始 …

遙かなる時空の中で3をプレーした感想

「遥かなる時空の中で」は3・十六夜記・運命の迷宮の3部作となっています。 アニメ化もされましたが、攻略対象キャラが源氏と平家にちなんだ人物なので、本来ならば史実で死ぬ運命にある源九朗義経や平知盛などを …

dame-prince

DAME×PRINCEをプレーした感想

セレンファーレン皇国側はクロムのDAMEEND以外のエンドは回収しました。 エピローグはクロムのみ回収しました。 ゲームの感想としては、独特なシステムが面白かったです。 読み終わったシナリオはコメント …

DIABOLIK LOVERSをプレーした感想

「DIABOLIK LOVERS」をやろうと思ったきっかけは、ゲームを探していた時に、とても絵柄が綺麗だったことと、アニメなどでよく見る声優さんをが起用されていたのでやってみたくなったのがきっかけです …

喧嘩番長乙女をプレーした感想

一見ヤンキー系のお話…ですが、当然のごとく攻略キャラクターはイケメン揃いです。正直、全然ヤンキーという感じはしません。 ヤンキー系の漫画を読んでいたのでちょっと違和感がありましたが、女性向けだとこうな …