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乙女ゲーム感想

薄桜鬼をプレーした感想

投稿日:2017年5月5日 更新日:

マンガや小説、アニメやゲーム、世の中にはいろいろな新撰組をモチーフにした作品が出回っています。

もちろん乙女ゲーム界隈でも同様で、そんな中でも多くの女性プレイヤーの支持を集めている薄桜鬼には前々から興味がありました。
私が手を出したのはそんな薄桜鬼のPSP移植版「薄桜鬼ポータブル」です。
PS2限定版にプレミア価格がつくほどの人気作品ということ、シナリオの完成度がとても高いということで期待を高めていました。この作品はカズキヨネさんによるキャラクターデザインが美麗で、そこにまず目を惹かれます。

攻略対象となる新撰組のお馴染みのメンバーと羅刹と呼ばれる吸血鬼のような存在とが、父親探しを目的とする主人公の千鶴を中心に因果を絡め合います。主人公がこの戦いに巻き込まれることで新撰組に身を置くことになることになり、関わっていく隊員と恋愛感情を芽生えさせていくことになりますが、そんな中でも私が心惹かれたのは鬼の副長、土方歳三さんでした。
孤高の人、近寄りがたい人、怖い人、最初はそんな印象の男性です。しかもイケメンボイスです。

基本的な人物像は一般的な土方氏の印象とはそう遠くないイメージですが、そこに乙女ゲーならではの「接しづらいけれどもいざというときは守ってくれる」「影があり主人公にのみ弱みや可愛いところを見せる」という心をときめかせる要素が加わっています。彼が辿る道は決して平坦なものではありません。実際の歴史でも新撰組の始まりから終わりまでを駆けぬけていた人物です。日本人が大好きな滅びの美学を感じるストーリーは、戦っている彼の背中を見つめながら支えてあげていきたいと願わずにはいられないものでした。

愛想はよくないのになんだかんだで傍に置いてくれたり、手伝いを願う千鶴に仕事を与えながら隊員を陰で見守らせたり、端々に「私(主人公)、愛されている」と感じられるのが何とも言えない萌えポイントです。そんな人をどうして邪険にできましょう。
信頼できる隊員を次々と亡くしていき、最後についに土方さんが羅刹になります。そこまでの過程、彼の決意、涙なくしては見られませんでした。

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