乙女ゲーの感想とレビュー大辞典|メカトロ2009

乙女ゲームの感想やレビューを紹介しています。

乙女ゲーム感想

薄桜鬼をプレーした感想

投稿日:2017年4月8日 更新日:

いわゆる、史実系乙女ゲームの傑作として有名な作品の「薄桜鬼」。

傑作といっても、ゲーム自体は選択肢を選んで、それに合わせたエンディングに向かう、非常にシンプルなノベルゲームです。ですので、知名度や人気のわりに賛否が分かれますが、そのシナリオの秀逸さを加味すれば、やはり傑作として扱われるべき作品だと思います。

題材は”新撰組”。登場するキャラクターは主に新撰組、志士として有名な人たちです。そして、シナリオは基本的に史実に基づいてはいますが、脚色として”鬼”や”羅刹”などといった要素でファンタジックな展開も加えられています。

とはいえ、題材が題材だけに、いろんな場面で人が死ぬという事態に遭遇します。それまでにあらゆるキャラクターにどんな思い入れを持ってストーリーを読み進めていても、避けられない死を通り過ぎないといけない場面がやってきますので、ほんわかした乙女ゲーを好む方には、やはり避けられるでしょうね。

個人的に思い入れのあるキャラクターは「土方歳三」です。鬼の副長とも呼ばれる、本作の中でもかなり硬派なキャラクターです。その硬派さの中に時折見せる優しさが見えた時、非常に際立って彼の独自の人情が描かれます。その独特な性格が不幸を招くこともあります。彼の行動をどう誘導するかでとても悩ましい思いをするのが、ゲームを超えたシリアスな感情になったことを強く覚えています。

先述したように、ゲームとしては悪く言えば、とても単調なノベルゲームです。選択肢もそこまで多くなく、バッド・トゥルーのエンディングの数も他の作品より少なめです。ですが、シナリオ、文章のひとつひとつが本当に素晴らしいことは断言できます。
涙を流しながらゲームをしたのは、この薄桜鬼が初めてでした。
作品とは別の点で、悪い点を挙げるとすれば、フリーズが時々起こってしまうので、回避のためのセーブが少し面倒だったくらいです。

乙女ゲーの中でもかなり有名な作品ですので、まだやっていない方は一度、プレイしてみて損はないはずです。

-乙女ゲーム感想

執筆者:

関連記事

グリム・ザ・バウンティハンターをプレーした感想

 グリム童話をモチーフにした乙女ゲームで、皆見た目に反して心の中では闇が深いタイプのキャラが多く、恋愛描写も甘い大人な雰囲気はありますが激甘作品というわけではなく、ところどころにファンタジーチックなコ …

夏空のモノローグをプレーした感想

元々は2010年にPS2で発売されたソフトですが、PSPに移植された「夏色のモノローグ」。PS2版は未プレイですが、PSP移植版ではシナリオやイベントスチルも追加されていると知り、こちらからプレイを始 …

ラストシンデレラをプレーした感想

このアプリと出会った時の私は主人公の女性が、もしかして私のことなんでは!?と思える位そっくりでした。と言うよりももっと私のが悲惨な状態だったのですが… 30歳、彼氏に結婚を迫ったら振られてしまい、同じ …

大正鬼譚をプレーした感想

「大正鬼譚」も糖度は高いほうですが、続編の「大正鬼譚言ノ葉櫻」は先生の栗原千秋以外は両想いの状態から始まるので激甘な糖度になっています。 プレイヤーの主人公は上流階級のお嬢様です。しかし、見た目はおし …

上司と秘密の2LDKをプレーした感想

舞台設定は雑誌の出版社で、主人公はそこで働いています。その社内で5人の男性と恋愛を楽しめます。 5人共キャラが異なるので、自分好みの男性が必ず見つかると思います。 私が選んだのは「大河内湊」という男性 …