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乙女ゲーム感想

AMNESIA V Editionをプレーした感想

投稿日:2017年7月8日 更新日:

精霊とぶつかったことで記憶も人格も無くしてしまう主人公は、キャラデザも相まってお人形のような印象を受けます。ただし、無個性かと思えばそうではなく、天然気味であり芯の強さもある一面を見せ、プレイヤーのアバターとしては好感度の高いキャラクター付けだと思います。

「AMNESIA V Edition」記憶のない彼女と彼女の恋人だと名乗る男と新たな恋物語を紡いでいくストーリーです。
乙女ゲームのほとんどは数々の攻略キャラクターと交流を重ねていき、そのうちの一人に絞って親交を深めていくものとなっていますが、このゲームに関しては冒頭でどの男性キャラとのお話しを進めていくのか選択することができて、それ以降は完全独立ストーリーです。
そのため、全攻略キャラのお話を進めて行っても、ノベルゲーにありがちな「またこの展開か」と思ってしまうところがない点が素晴らしいです。
それどころか、一人一人のハッピーエンドの内容を知っていくうちにどんどん真相が見えてくるサスペンス要素もあります。
ただ恋愛を楽しむだけではなく、脚本重視でゲームをプレイしたい人にはかなりおすすめです。それほどまでに話しが練りこまれており、飽きさせません。

記憶がないことから、近づいてくるキャラに対して私は騙されているのかもしれないと疑心暗鬼になったり、嘘をついたら悪いことが起こるかもしれない、自分は一体どんな人間なのだろう、という底の見えない不安を抱きながら展開していくストーリーは、いい意味で不気味さがあります。
内容にも死ネタやグロ描写がありますので苦手な人は注意しなければなりませんし、恋愛ゲームとしても知り合って惹かれていき、思いが通じてお付き合いを開始するという流れにはならず、いきなり出会ってお付き合いが始まってから絆されていく変則的なものです。しかし、このクセがツボに入るには堪らないでしょう。

私はとにかく真相を知りたくて膨大なテキストを一気読みしてしまいました。長編小説を読んでいるような気持ちです。私の中では純粋に乙女ゲームとしての萌えを求めて始めたゲームとしては異色作でした。

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